自分で考える力=知能
知能とは、数の計算や
文字の読み書きなどの能力ではありません。
思考力や発想力、連想力、創造力など
「自分の頭で考える能力」を意味します。
知育で育つ
「創造・想造・想像」
の意味とは。
「創造」とは、「新しいものを初めて作り出すこと」という意味の言葉です。今までなかったものを、新たに創出することを言います。「創造」の「創」は「初めて作り出す」を表し、「造」は「つくる」「建てる」などを表します。英語で言うと、「creation」にあたる言葉です。
「創造的な仕事」「破壊と創造」「芸術の創造」などのように使われます。「創造」はまた、「神が万物を作ること」という意味でも使われます。この場合は、「天地創造」「創造主」のような使い方になります。
「創造」は、このように無から有を作り出すことも指しますが、一般的には既存の要素や素材を独自に組み合わせ、新しいタイプのものごとを作ることを指すようになっています。よく使われる「クリエイター」は、「創造的な仕事をする人」を指す言葉です。
「想造」などとの違いについては、以下で見ていきましょう。
「想造」は、「創造」等と違い、一般的に使われる言葉ではありません。造語の一種で、ごく限られたケースで使われる言葉となっています。
「想造」の「想」は、「思いを巡らす」や「イメージを描く」といった意味を持ちます。つまり「想造」という言葉は、「イメージしてクリエイトする」といった意味の言葉であると言えます。あるいは、「想いを馳せつつ作り上げる」という意味にも取れます。
このように、「想造」は造語なので、一般的な使い方は存在しません。使う人や受け取る人により、意味合いも微妙に変化するようになっています。また、当然ですが、公用文で使える言葉ではありません。
「想像」とは、「頭の中に思い描くこと」という意味の言葉です。すでに知っていることを材料にしてあれこれと推し量ったり、または現実に存在しないことを頭に思い浮かべることを指します。英語では、「imagination」と訳されます。「想」は前述のように「イメージを思い浮かべる」ことを表し、「像」は「ものの形」を表しています。「想像力を働かせる」「将来が想像できない」などのように使われます。
このように、「想像」と「創造」の読みは同じでも、意味合いには大きな違いがあります。「想像」は「頭に思い浮かべること」という意味で、「何かを作り出す」といった意味はありません。
教育の基本である
三育の一つで、物事を
自分の頭で考える能力を
育てる教育のことです。
知育とは、読んで字のごとく「知能・知力を育てる」
ことです。
教育の基本である「三育」(知育・徳育・体育)の一つ
に数えられます。
「学問のすゝめ」(福沢諭吉)のなかで、「三育」は“教育の基本”として取り上げられています。教育は、三育をバランスよく行うことが重要です。そして、知育や徳育、体育の手段はそれぞれ違います。昨今は、スマートフォンやタブレットを活用した知育アプリも増えてきました。こういったツールを活用すると共に、手を使い、想像し、作り、感触や匂いや色彩を五感で体感できる「ホントの紙ねんど」でお子さまの成長・発達を手助けしてあげてください。
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